機動戦士ガンダム 第2話「ガンダム破壊命令」 [機動戦士ガンダム]

 ファースト・ガンダムは比較的、再放送の少ない作品で、86年にテレ朝でやったのが数少ない例外だったと思う。実を言うと、僕の持っている録画もそのときにエアチェックしたもの。99年までビデオが出なかったから、友人の間で自慢だった。若い世代にとっては、長らくガンダムといえば劇場版で、TVシリーズは見たことがないという人がほとんどだったと思う。


 サイド7の生存者たちは、連邦軍の新造戦艦ホワイトベースで脱出することになった。だが艦長のパオロは負傷し、戦闘に堪える人材といえば、新任少尉のブライトと、民間人の少年少女たちだけだった。ミライが操舵手、アムロはガンダムを任され、急ピッチで準備が進められていった。

 そんなとき、市街を巡回していたセイラは、ジオンのシャア少佐と遭遇。二人は幼い頃に別れた兄妹だった。破壊工作のために港に潜入したシャアだったが、これは失敗に終わる。港から出てきたホワイトベースに、通常の三倍の速度で急接近する赤いザク!! パオロ艦長が叫ぶ。「赤い彗星のシャアだ、逃げろ!」

 そして、アムロのガンダムは、いきなりシャアとモビルスーツ戦を体験するはめに。「見せてもらおうか、連邦のモビルスーツの性能とやらを!」 スピードと経験で圧倒するシャアだったが、ガンダムの想像を超えた耐久性と運動性、戦艦なみのビーム砲を目の当たりにして慄然となるのだった。


 北米版が気にならなければ、これはお得だと思われる。




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